2019/02/26

ガサガサかかとの原因とは


昔はかかとがつるつるすべすべだったのに、気が付いたらガサガサ、カチカチ。
そんなかかとにショックを受けた経験はありませんか?

ひび割れて皮がむけて痛かったり、ストッキングにひっかかって伝線したり……けっこう困りものなんですよね。
なぜかかとが厚く、カチカチになってしまうのでしょうか。

ここでは、その原因を解説したいと思います。


〇どうして足の裏がカチカチになるの?

カチカチかかとの原因は、厚くなった角質。
角質とは私たちの全身を覆う表皮の一番外側に位置しており、体内の水分が蒸発しないよう体の潤いを保ち、外部刺激から守る働きをしています。
実はとっても大切な役割を果たしてくれているのです。

ですが必要以上に角質層が厚くなってしまうと、カチカチ、ガサガサのかかとになってしまうことも。

角質層が必要以上に厚くなってしまう原因は次の通りです。
原因1.外部からの刺激

立ったり歩いたりするときに体の体重を支えているのが、足の裏。
この体重による負担の他にも、合わない靴による摩擦も刺激となります。
これらの刺激からかかとを保護しようとするために、角質層が厚くなってしまいます。

原因2.乾燥

足の裏は汗腺が多くとても汗をかきやすいのですが、皮脂腺がないために保湿してくれる油分は不足してしまう、実はとても乾燥しやすい箇所なのです。
乾燥から真皮(表皮の更に内側)を守るために、角質層が厚くなってしまうんですね。

原因3.加齢によるターンオーバーの乱れ

通常、肌は約28日周期で新しい細胞に入れ替わっていくのですが、その周期は体の部位によって異なっており、28日間より周期の短い部位もあれば、周期が長い部位もあります。
そして足の裏、特にかかとはそのターンオーバーの周期が他の部位よりも長いと言われている上、年を重ねるにつれてターンオーバーの周期は長くなっていくとされています。
ターンオーバーの周期が長くなってしまうとその分古い角質が剥がれにくく、角質層の厚みも増していきます。

原因4.かかと水虫

また、かかと水虫が原因でかかとがカチカチ、ガサガサになってしまうこともあります。
かゆみがないこともあるので乾燥と勘違いして気づかないことも多いそうです。
この場合は皮膚科医などでの適切な治療が必要なので、心当たりがある場合はおはやめにお医者様にかかってくださいね。


以上のようなことが原因となって、日々角質層は厚く、カチカチになってしまうのです。

では、足の裏に角質がたまりやすい季節はいつでしょう?
そして、角質がたまるとどうなるのでしょうか?
こちらについては、また別の記事でお話します。